年越しツーリング 東京多摩→千葉犬吠埼(初日の出見物)→成田山新勝寺(初詣)


今回の装備の写真。左はS友人、右は私の自転車。(クリックで拡大)

2004年12月31日早朝4時

今回の相棒、友人のS君とサイクルベースあさひ東村山店の駐車場にて待ち合わせ。
前日からの予報によりその日の正午辺りから雪が降るという事で早めに出ることにした。

野口橋交差点から府中街道(以下F街道)を所沢方面へ。

早朝の為か新聞配達のカブの音や、たまに通りかかる朝帰りの若者の雄叫び以外に大きな音は聞こえてこない。
空はまだ暗く雲の状況を確認するのは困難だが、空気の湿り具合からみてまだ雪は降らないだろう。

時速25〜30km/hの設定でまだ交通量の少ないF街道を新座駅の方にこぎ進んでいく。
最初の目標地点である清瀬駅までは30分もかからなかった。

清瀬駅を超え少し走ると埼玉県新座市に入った。

新座を抜け志木市に入ると荒川が見えてきた。今回は秋ヶ瀬橋を渡り浦和市に入る。
さすがに埼玉の県庁所在地だけあり道も広くとても走りやすい。

県庁前の道を走り抜け川口市に入り東京外環自動車道の下をくぐると、ペコちゃんで有名な不二家の
24時間営業店(店舗内で飲食可能)を発見し驚いた。店内にはカップルらしき男女一組しかおらず、店員が暇そうにしていた。(AM5:40頃)

千葉を目の前にした鳩ヶ谷市、草加市辺りで道に迷いコンビニに聞きに行く。大幅な迷いではなかったらしくすぐに元のルートに
修正できたが、再度道がわからなくなる。このツーリングで気づいたことだが、どのコンビニも道を聞きに入るだけでも親切に教えてくれる。

東京では嫌そうな顔をして教えてくれる店もあるが、奥から休憩中の店員さんを呼んできて相談しながら教えてくれたり非常に親切だった。
大抵の街道や片側一車線以上ずつある道路ではコンビニがある為非常に便利。しかも便利な点は24時間営業である。

今回のツーリングでコンビニには20回以上立ち寄ることになる。

ルートを修正し、先がある程度見えてきたので草加高校付近のデニーズに立ち寄り今後の予定と朝食休憩を摂る。
私もS君も早朝からのツーリングで多少疲れが出ていたので1時間近くデニーズで休憩していた。

デニーズに立ち寄ったあたりで夜も明けてきていたので空の状況がわかってきた。
一面の雪雲。いつ雪が降り出してもおかしくない状況の中、休憩を終えた二人は店を出発した。

店から少し走り古利根川にかかる八条橋を渡る。そこからしばらく一本道を走りついに埼玉と千葉の境界線、江戸川にたどり着く。


河川岸に建つ「江戸川」の表示板の前で記念撮影。【写真】 
千葉が目の前にある為か軽快にこぎ出し気分も新たに千葉の地面を漕ぎしめた。
埼玉と千葉を繋ぐ流山橋を渡ってすぐに「千葉」の交通標識をバックに再度記念撮影。【写真】

ついに千葉県流山市に入ったのである。

しかしここからが陸上競技で全国大会レベルの足をもつS友人に「千葉の悪夢」と言わせる道のりが始まるのである。

記念撮影を終え、緩やかな下りの道を走っているとやがて緩やかな登りが見えてきた。
その坂を登り終えるとまた緩やかな坂。。。坂…。。。。。??!??!?*:;」@:??(←文字化けではない)

千葉に入った途端、登り下りのオンパレード。下り坂があるからプラマイゼロと考える方もいるかもしれないが、
実際はそうではない。巡航速度が一気に落ち、ペースが一定でないために体力を余計に吸い取られてしまう。

ペースを落としつつ、流山市から国道16号に入る。
16号を国道464号にあたるまでしばらく走り続ける。県道やその他の一般道と違い国道は歩道までしっかり造ってあるので走りやすい。

しかし東京を抜け埼玉に入ったあたりで気づいたことだが、交差点や、横断歩道にある歩道の傾斜の部分の段差が東京の比にならない程高い。
これは荷物を大量に積んだクロスバイクなどでは下手をするとリム打ちパンクをしてしまうので気をつけた方がいいかもしれない。
その度にいちいち減速していると非常に効率の悪い走り方になってしまう。

走り続けること約1時間、ようやく464号の標識が見えてきた。
ここからが某サイクル雑誌でも取り上げられたツーリングコースである。

約15km程の一直線。しかも周りの景色はほとんど同じで精神的にやられてしまいそう。
S友人との会話もほとんど無くなり足が勝手に自転車をこぎ進めている状態。

あまりに寒いため、温度計を買おうという事になり、たまたま見えた千葉ニュータウン内にあるダイソーに立ち寄ると温度計は売り切れとのこと。
考えることは誰も同じなのだろうか。温度計の売り切れなんて過去に聞いたことがない。

しかたなく温度計は諦め先に進むことに。印旛台の日本医大付近で小雨が降り出した。
下手な雪よりも小雨の方がやっかいた。雪ならば防寒着を着ていれば風で雪も落ち
生地に染みこんでくることはないが、雨だとどうしても服が濡れてしまう。

そこでサッカー観戦用のビニル素材のポンチョを着て走り出した。
次第に雨が強くなり、ズボン(ジーパン)に雨がしみてきた。

休憩がてら空の様子を伺おうと通りがかりのミニストップにて、体は冷え切っているはずなのに何故かアイスを買い食べた。
ミニストップは店内にテーブルと椅子が置いてあるため絶好の休憩ポイントだ。

20分程度様子を見ても雨足が変わらないので諦めて出発。

国道296号を使い一路、四日市場市方面へ。
ひとまず多古にある観光センターを目標にひたすら走り続ける。
雨も大降りになり、ズボンもずぶ濡れ。二人とも吹っ切れ時速30km/h程度の速度で突っ走る。

多古の観光センターに着いた頃には陽も落ち始め、暗くなってきた。
そこで小休止をとることに。二人とも前日からほとんど睡眠をとっていたなかった為に体力、気力、共に衰弱してきた。

しかし目的地まではここから更に70kmほどある為ゆっくり休憩している暇はない。
犬吠埼に行く目的は初日の出を拝む事なので、元旦の日昇時刻までにはどうしても到着しなくてはならない。

ここからは体力云々ではなく、根性、気力のみで走っていた気がする。

多古町に入ってからは峠のような道が多く、雨の中壁のような登りやぬるく長い登りに心身共に限界を感じてきました。

なんとか296号を乗り越え、太平洋沿いの国道126号へ。
この道は歩道の路面状況が極端に悪い為、車道を走ることに。
しかし道が狭い上に交通量が多く、恐怖の道のりに。

潮風を感じる余裕もなく土砂降りの中をひたすら進む。
びしょ濡れでファミレスに入るわけにもいかず、ひとまずコインランドリーで乾燥させる事に。
S友人から着替えを借り、寝袋で外から見えないよう隠して交代で着替えた。

2時間弱コインランドリーで乾燥と休憩をし、丁度見回りに着た管理人さんに一晩泊まっても良いか聞くと、
公に良いとは言えないが、座って寝るならば居てもいいと言うことに。

どうやら人がいると夜間の防犯対策になるようだ。

地図を広げ明日の道のりを相談していると、早朝に出発しても日の出に間に合うかどうか微妙な状況だった。
そうこうしているうちに雨が上がってきた。

相談の末、食事を取りにファミレスを探しそのまま犬吠埼まで行くことに。

コインランドリーのおじさんには悪いと思ったが、戻ってくる様子が無かったので感謝の気持ちを残しつつ出発。

なかなか手頃なファミレスが見つからず相当な距離を走るとデニーズが見えてきた。
そこで遅めの夕食を摂り出発。

雨は完全にあがっており、夜風も気持ちよく快走。

銚子市に入った辺りから、また長い登りが始まった。道に迷いつつもなんとか「犬吠埼」の案内表示を発見。
喜びを噛みしめ進んで行くがしばらく走っても一向に灯台などの目印は見えてこない。

しかたなく、走り続け長い坂を登りきると月に照らされた綺麗な太平洋が顔を覗かせていた。
しばし感動。二人でよそ見運転をしながら更に先に進んでいく。

ここまで綺麗な夜の海を見たのは初めてかもしれない。

それからは交通量のほとんどない道の為か気持ちよく走れ、20分ほど進むとついに!犬吠崎が見えてきました。
その時空からはまた雨粒が。小雨が降るなかついに!目的地の犬吠埼へ到着。(写真は翌日の朝撮影)【写真】

感動が先行してしまい、はっきりとは覚えていないが夜の10時頃だったと思う。

土産物屋の軒先に寝床を確保し、降り続く雨の中床につく事に。

翌日の日の出予定時刻の1時間前に目覚ましをセットして寝ることに。
しかし、午前に近づくに連れてヤン車が集まりだしカウントダウンを始めた。
年越しと同時に爆竹をならし、朝までいるのかと思ったらそのまま去っていった。

4時間程寝た頃、突然「ガラガラガラ!!」

ビックリして飛び起きると店のおじさんが驚いた顔でこちらを見ていた。
野宿に借りていた旨を伝え、すぐさま撤収。

寝起きの為かやたら寒い!荷物をまとめると朝食を買いにすぐ側の土産物屋でタコヤキを購入。
これが強烈にマズイ…。あんなに寒く腹が減っていたのにマズイなんて。。。

そのまま寒さと戦い、持ってきていた写真の機材を岬にセットした。
場所取りをしていないと徐々に人が多くなり先頭で見れなくなってしまうところだった。

デジカメで記念撮影をしつつ、日の出を待つ。


日の出予定時刻になると数分遅れで明るくなってきた。
しかし、前日の雲が残ったままだった為に海から上がってくるお日様は拝めず、
それから20分たってもお日様を見る事が出来ない。【写真】

S友人と共に諦め、今度は成田山へ向かって出発の準備に入った。
犬吠埼を発とうとした時に雲の切れ間から丁度お日様が見えてきた。

あわててカメラを取り出すとフィルム一本を通し、更にもう一本。【写真】

感動しながらシャッターをきり、次第に完全に日が明けてきたので出発することに。

来た道をそのまま戻るのはつまらないという事になり、利根川に沿って走っている国道356号線から成田空港方面へ向かうことにした。

申し訳ないがここからの移動は特筆する事もあまりないので端折らせてもらう事にする。

成田空港付近に来ると滑走路の下を通るトンネルがあり、そのトンネルの出入り口から着陸したばかりの飛行機を間近で見ることが出来た。
成田空港を通り抜け、国道51号線に入った。

ここから成田山までは一本道である。

AM7:30頃に犬吠埼を出発し、成田山に着いたのは午後2時を過ぎた辺りであった。

初詣に来ている人混みの中を自転車を押し進むと付近には駐輪場がないという事実に直面。
警備員の方にその事を話し、交通の邪魔にならない場所に停めると貴重品だけ持ち本堂へ向かった。【写真】

あまりの人の多さに入場制限をしているようで、警察官が拡声器で交通整理をしていた。


10分ほどかかったが、無事本堂横のお守り販売所につく事ができS友人はお守りを購入。

帰りにお好み焼きと納豆を買い、納豆をお土産に51号を使い東京方面へ。
そこでの表示板の東京までの距離は約60km

ここからは、また特筆する事がないので端折って…。

暗くなりようやく東京へ到着。
それから雪が凍り残っている都心を環状七号線を目指して走る。
途中迷いつつもなんとか環七に入り、今度は新青梅街道を目指し更に走る。

所々溶け残った雪がアイスバーンとなって残る中、どうにか新青梅街道付近へ。
途中で道がわからなくなり偶然発見した自衛隊の駐屯地で道を聞くと詳しくハキハキと教えてくれた。

無事新青梅街道へ入り歩道が凍っていたため車道を走ることに。
地元の方でないとわからないかもしれないが、新青梅街道は片道2斜線、右折車線まである幹線道路である。
深夜のため、トラックが猛スピードで走っている。

地元付近で私は氷に乗り上げてしまい時速30km/h程度の速度で転倒。運悪く車道側に滑り出てしまい
後続の車が近くにいたらひかれてしまうところだった。

そうこうしつつ、出発地点のサイクルベースあさひへ到着。


この時点での走行距離は約360km。単純計算で片道180kmである。


帰宅時間は1月2日 AM2:20分頃。  無事に到着。